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灯火管制用の電球見つかる 京都、先端のみ明るく今も点灯
2015/08/14 21:16
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戦時中、灯火管制の際に用いた専用電球がこのほど、京都市右京区の民家で見つかりました。
ソケットにはめると現在も点灯します。
所有者の男性は「戦後70年、使う機会がなく平和でよかった」と言いながら、戦時中の生活を思い返しています。
電球は長さ約10センチ、直径約5センチ。内部が暗い色で塗られており、電球の先端部のみ明かりを取ることができます。
所有者の大西純人さん(91)によると、電球は、母まさのさん(故人)が保管していました。
戦時中、警戒警報が発令されると、電球を灯火管制用に取り換えて使用したといいます。
大西さんは「(電球が)切れていると思っていたので驚いた。70年使わなかったから、今もつくのだろう」と話しました。
滋賀県平和祈念館(東近江市)の伊庭功学芸員によると「館も数点を所蔵している。当時の生活を示す資料だ」とそうです。